6年前の私へ
6年前の私へ。元気ですか。あなたはもうすぐ18歳の少女になりますね。いいですね。私は6年後のチャンです。あなたは私から手紙をもらってびっくりしたでしょうね。あと半年ぐらいであなたの高校生の生活が終わりますね。卒業したらどうするつもりですか。たぶん迷っているでしょうが、将来したいことについてよく考えましたか。次の6年の生活は大きく変化しますよ。いいことも悪いこともあります。あなたが後悔することや、がっかりすることもあります。
私が日本に住んでいると言ったら、あなたはとてもびっくりでしょうね。親元を遠く離れ、一人暮らしをしたことがない私にとって、これは大きな決断でした。私の高校の先生は「あなたにとって高校生の生活は一番素晴らしい思い出ですよ。お金や生活のことについて考えることはありません。」と言いました。でも、それを聞いたとき、私は「大人になったとき好きなものが買え、したいことができ、より親の世話ができるようにお金をたくさん儲けたい。高校生の生活は大切じゃない。早く大人になりたい。」と思いました。でも、今先生が言ったことばは正しかったと知るようになりますよ。大人になるにつれて、友達が少なくなる一方で、家族とかお金とか付き合いに関して考えないわけにはいかなくなりますよ。6年後の私は今後悔しています。それで、あなたが「子供」と呼ばれているうちに、うちでゲームをするかわりにできるだけ友達とたのしみ、より勉強し、素晴らしい思い出をつくってほしいと思って、この手紙を書きました。
6年前の自分ができないと思っていたことができたということもつたえたいのです。今私はしたいことができる自信にあふれていますよ。
日本には「一期一会」という私が好きなことばがあります。「人との出会い」は生涯に一度限りかもしれないから、大切にしなさい。」ということですよ。チャンスを逃してしまったら、2回目はないかもしれません。
がんばれ。青春を楽しみましょう。