私の青春に送る
人にはいろいろな記憶があるでしょう。私は淋しい記憶が好きではありません。しかし青春時代の楽しい記憶は忘れられません。私にとって青春時代は心配事も少なくて、考え方も幼く、いつも空想ばかりしていた楽しい記憶です。
どの時代があなたにとって最高の年ですかと聞かれたら、答えは青春時代に違いありません。学生時代はとても気楽で物事を複雑に考えず何にでも熱中していました。その時の夏は太陽がより高く、空がより晴れ、友情はより熱く、愛はより無邪気で全ての記憶は完璧です。
多くの人にとって学校にいた時間は遠く離れてしまったかもしれませんが、それは私にとって美しい思い出として存在します。寂しいとき、その思い出を引き出して力をもらいます。
大学や高校を卒業するとき、別れの涙が止まりませんでした。時間の残酷さをはっきりと感じました。さよならを言った後、友人の顔がいつ見られるか分かりません。
私は今自分で選んだ道を歩いています。次の青春の思い出作りが始まりました。私は次の青春の思い出を作る場所として日本を選びました。ベトナムの友人の中には結婚した友達もいるし、安定した仕事に就いた人もいますが、私は自立した生活を目指し、日本に住み始めました。
そして今、新しい言葉や文化を学んでいます。自分が決めたことを後悔していませんが日本の生活はそれほど順調ではありませんでした。日本へ来てはじめて、街から家まですべてがまったく新しいもので、私はもっと知りたいという好奇心が出てきました。また留学をやめて国へ帰りたいと思うほど困ったこともありましたが、そんなときはもう一度どうして日本へ来たのかを思い出しました。そして職場の人や学校の先生、新しい友達の助けのおかげで、その困難から立ち上がってがんばり続けています。日本へ行きたくても、行けない人に比べて私は本当についていると思っています。
日本で面白いことを体験して考えが変わったこともあります。以前は日本人はとても冷たくて、無情だとよく聞いていましたが、実はそうでもないことが分かりました。どの国の人に対しても、日本人は笑顔で親切に平等に扱います。それは私が日本に住んでみてはじめて分かったことです。
青春を無駄にしないために、若い時はできるだけいろいろな体験をした方がいいです。青春は短くて、私を待ってくれません。