卒業生の作文

未来の私へ

こんにちは!
ねえ、私は昔のあなただよ。この手紙を読むあなたは10年、それとも20年後かな。それとも未来の私は読みたくないかもしれないね。でも今の私はこれが書きたかったんだよ。昔の私たち、今の私、将来の私たちについて。あなたも読みたいでしょう。
未来の私、つまりあなたは今どこにいるの。何をしているの。仕事は?家族は?生活は?楽しく過ごしている?何かへの後悔がある?なんでも知りたい私は今ドラえもんのタイムマシンがあるといいなあと思っていますよ。でもタイムマシンは本当はないから、この手紙を読んだあと、私の知りたいことを書いてほしいよ。じゃあ、今は昔のあなたを思い出そう。
覚えている?六歳の私たち、初めて先生に「大きくなったら、何になりたい?」と聞かれた時、「先生のような人になりたいです。」といじらしく答えたね。覚えている?中学2年生の時、親友がいじめられたのを見たけど何もできなかった私たちは悔しくて警察官になると決めたね。覚えている?十八歳の私たちは将来の進路の前に立って、お金を稼ぐため経済学を選んだね。でも経済学は私たちには向いていなかったのかもしれないね。だからすぐにいやになっちゃったんだよね。そこで授業を受ける代わりにアルバイトをしたり、週末は友達とパーティーをしたりしてばかりいたんだ。そうやって過ごして、大学時代はすぐに終わって卒業証書とよくない成績をもらったね。でも少しも悔しくなかったね。アルバイトのおかげで理論だけじゃなくて、実践からも知識をもらったよね。だから卒業する前から、会社に入って部長のアシスタントになったよね。小さい会社だったけど、あの時間は何より貴重な経験になったね。でもアシスタントという仕事は給料が高くても毎日8時から17時まで、8時間ぐらい同じことをやって、またすぐにつまらなくなったんだ。やっぱり私たちは会社の事務員に向いていないんだね。そして、仕事をやめようと決めて、母の言うとおりに日本語を勉強して、海外で一人暮らしを始めたね。私たちの23年間はあっという間だった。
子供から今まで私たちの夢は何回も変わり、生きがいも何回も変わったよね。でもいつも楽しく快適に過ごして、何も後悔がなかったんだよ。
だから、私はそれをあなたに伝えたい。この手紙を読んでいるあなたは今の私の夢をやらなくてもいいよ。その時したいことをしていきたいところへ行って好きなことをしてね。これから先も自分の思うとおりに生きることを祈っています。
では、お元気で。

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