なぜ日本に来たか〜未来の自分へ
幼い頃から日本のマンガやドラマをよく見てきました。日本の文化や環境は自分の国との違いが多いです。それで行って見たい気持ちが心に芽生えました。
最初は観光で日本を訪れて、見慣れたマンガやドラマのシーンで有名な場所に行けて、すごく嬉しかったです。短期留学でもっと日本の生活に触れたり、電車で通学したり、町で素敵なお店を見つけたり、お祭りやイベントに参加したりして、日本での生活を続けたい、いろんな風景を見たい、名勝地を訪れたいと思いました。それが一つの夢になりました。
でも、仕事もあるし、家族もいるし、夢を叶えるなんてそんなに簡単に決められるものではありませんでした。その時、偶然にワーキングホリデービザのことを知りました。ワーキングホリデーなら、一年間日本で働きながら過ごすことができます。夢を追おうか追うまいか悩んだ末、自分の心に従うことにしました。そう決まったら、いろんな準備をしなければなりません。まず、日本に行って困らないように塾に行って日本語を勉強しました。住む所と仕事も事前に台湾で探しておきました。この一年を大切にすることで、人生の道は今までの道とはかなり変わったものになると思いました。
そして、去年、ワーキングホリデービザで日本での生活と仕事が始まりました。仕事で友達ができて、日本の職場文化にも触れることができました。空いた時間に友達と旅行したり、食事したり、お祭りやイベントに参加したり、初詣でおみくじを引いたりして、たくさん思い出をつくりました。日本での生活に慣れると共に日本語も少しずつ身についてきました。そして、日本語を活かして働きたいという気持ちが湧いてきました。もっと日本語の力を磨きたいと思って、ワーキングホリデーで貯めたお金を資金として、留学することにしました。
私は他の学生より年上なので、このまま留学生活を続けて大丈夫か、同年輩の友達は自分の職場で地位を得たり、家庭を持ったりしているのに…。そう考えたら、この道を選ぶ決心が揺らいできました。しかし、やって見ないことには結果がどうなるか誰にもわかりません。だから、再び日本に来ました。
今は、学校に通いながら、日本語が使えるアルバイトをしています。本当にいろんなことを学ばないといけません。去年と比べて、遊ぶ時間やアルバイトで得られるお金が少ないし、友達に時々しか会えないし、少し辛いこともありますが、勉強になったこともたくさんあります。新しい人に出会って、いい仕事を見つけました。これらが契機となって自分の夢に近づいています。一つ一つの夢が実現していくうちにだんだん本当にやりたいことがはっきり見えてくるようになりました。それである言葉を思い出しました。「人生において、無駄な時間はひとつもない。言い訳するよりまず動く。不安になるより自分の道を信じる。変えられることから変えよう。」なぜ日本に来たか、理由がもうわかりました。でも、その後の結果がどうなるか、答えは未来の自分にしか答えられないでしょう。