あなたへ
冬がもうすぐ終わろうとしている。2019年3月15日は私が日本に到着した最初の日でした。心配と、緊張と、うれしい気持ちでいっぱいでした。言葉や食べ物、交通はもちろん、雰囲気が私の国とはぜんぜん違うので、この国でこれからずっとくらしていけるか心配になりました。
さて、一週間ぐらい経って、とうとうあなたに会いにいく日が来ました。あなたの名前は神戸住吉国際日本語学校です。あなたに初めて会う人はみんなどう思うのでしょうか。もしかしたら、私のようにちょっと驚く人がいるかもしれません。小さな家のように見える建物があなたでした。3階建てで、特別な設備は何もありません。実は私は今まで勉強した中で最も簡単な学校です。
それ以来、毎日朝起きて、あなたのところへ行って、勉強して、そしてうちに帰るという生活がつづています。ところで、あなたは私がどんな人間か知っていますか。私はいい学生ではないし、学力も高くないです。クラス分けでN3クラスになりました。毎日、となりの人とおしゃべりして、先生に「うるさいです。静かにしてください。」と注意されています。
今、一年が過ぎようとしています。今ではあなたは、親友のようなものだと気が付きました。あなたは出会った頃、向かいの桜の花が咲いていたことをまだ覚えてますか。私は古い石垣とかたむいた電信柱、桜の木の香りとともにあなたを愛しています。
あなたは過去を追ってはならない、未来は待ってはならない、ただ現在の一瞬だけを強く生きねばならないと教えてくれました。だから、今もこれから先も一生懸命勉強し、働こうと思います。毎日気分よく過ごせるように、どんなことも全力でやりきります。
今後、私がどこにいても、いつも先生たちとあなたを覚えてます。ありがとう。