10年後の私へ手紙
10年後の私は元気ですか。いま何をしていますか。日本に住んでいますか。国に帰りましたか。
10年前私にはゆめがありました。日本語教師になるというゆめです。そのために日本語学校を卒業したら神戸の専門学校ではコミュニケーションを勉強するつもりですが、ちゃんと勉強しましたか。専門学校を卒業したら、3年日本ではたらきたいと思っていましたが、仕事は見つかりましたか。日本に来てから10年がたちました。時間が経つのは早いものです。10年前に専門学校に入るためにいろいろなことをじゅんびしました。それで、国の両親のことを思い出して、しょうらいについて考えるようになりました。
私はこどものころから日本の映画や韓国の食べ物がすきでした。ですから、日本や韓国へ行きたいなぁと思っていました。よく考えたすえに日本へ行くことにきめました。じぶんで決めたことです。それは私にとって、すごくむずかしいことでした。何から何まで一人でしなければならないからです。日本に来てから時間はあっという間に過ぎたような気もするし、とても長かったような気もします。でもすぎた時間を考えるといろいろなことがわかるようになりました。
いぜんは気がつかなかった小さなことから大切なことを学びました。時間を守ることや人とのコミュニケーションなどです。今でも、ときどき何もしたくない気もちになってしごとがいそがしいと、国へかえりたくなります。でも、日本へ来た理由を思い出し、自分は何が好きなのか、何をしたいのか、しょうらいどうなりたいかと考えるとがんばろうと思うきもちがでてきます。
10年後の私はどうしていますか。ゆめをあきらめないでがんばっていますか。「なりたい自分」に慣れましたか。