卒業生の作文

将来への道

9年生の完封が吹き始めたある日、祖母が亡くなった。祖母と会話することもできなくなった。昨日まで普通に食事の介助もし、排泄物の処理の手伝いもしていたのに。その時中学生だった私に祖母が亡くなったという知らせはとても悲しく、心の響いた。祖母のお世話をすることが好きだった私は祖母のように体の自由が利かなくなってしまった高齢者の役に立ちたいと思い、介護福祉士になることを決意した。
世間では介護なんてきつい、汚いという人がいる。しかし、この超高齢化社会の中では誰かがやらなければならないことだし、誰だっていずれは年老いていき、介護が必要になる時がやってくる。そのことを考えれば、果たして、きつい、汚いなどと言っていられるだろうか、と思います。
介護福祉士は高齢者に対して、いつも笑顔でいなければならない。介護で一番大切なのは笑顔で高齢者に安心感を与えることであるが、反対に、高齢者の方から元気をもらうこともできる。高齢者の方から言われる「ありがとう」という言葉は何よりも嬉しいはずだ。私もこの色に就くことができたらたくさんの「ありがとう」を言ってもらえるように努力したい。
私の目標は介護施設の利用者の方だけではなく、その家族にも安心感を与えられるケアマネージャーになることだ。そのために現在私は、日常の対人関係に気をつけている。たくさんの利用者の方、そして家族の方と仲良く慣れるよう、先生や友人など身近な人に対する接し方からしっかりと考えるようにしている。
夢への道のりはそう簡単ではない。人を思いやる気持ち、忍耐力、体力など、これから身につけていかなければならないことがたくさんある。しかし、私は亡くなった祖母のため、そして、自分自身のためにも介護職に就くという夢を絶対に叶えてみせる。誰からも信頼され、「この人が担当の人でよかった」と言われるように、高齢者の肩をしっかりと考え、元気を届け、一生懸命働きたい。
高齢者の方としっかり向き合い、共に生活することによって自分も成長していきたい。

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