天国への手紙
お母さん、お元気ですか。天国での生活はどうですか。楽しいですか。私のことを思い出しますか。私はいつもお母さんを思い出していますよ。
日本へ来て、4ヶ月が経ちました。神戸はもう秋になって徐々に寒くなってきましたよ。毎日ちゃんと学校へ、そしてアルバイトへ行っています。心配しないでくださいね。
お母さん、家族と遠いところにいても私は一人ではないですよ。新しい友達と楽しく過ごしていますよ。ここの皆さんはとても優しくて、私が日本の生活に慣れるように熱心に手伝ってくれます。学校の先生たちは丁寧に日本語はもちろん日本の文化も教えてくれます。友達は快活で、クラスメートはみんな仲が良いです。みんな、日本語が上手だから私は色々なことを教えてもらっています。
でも、突然、お母さんや家族のことを思い出して涙が止まらない時もあります。そんな時は周りの友達を心配させないように隠れて泣きます。これから大きい挑戦がいっぱいありますが、自分のため、家族のために、努力を続けようと思います。お母さんの娘はとても丈夫ですよ。安心してくださいね。
昨夜、夢の中でお母さんに会いましたよ。夢の中のお母さんは何も言わず、優しい顔でずっと私をみていました。お母さんが私のことをとても心配しているのはわかっているけど、私はもう泣き虫の子供ではないですよ。大人になって自立して一人暮らしをしているのですよ。だから、お母さん、心配しないで私を見守ってくださいね。お母さんさえ私のそばにいてくれたら、どんな大変なことでも乗り越えられます。お母さん、私を産んでくれてありがとう。お母さん、大好きだよ。
お母さんの娘より