卒業生の作文

お母さんへ

 お母さん、お元気ですか、毎日私のことを思い出してくれていますか。お母さん、今私はあなたのそばにいません。お手伝いしたり話したりできなくてごめんなさい。
 子供の頃からいつもあなたはどんなことでも私の決めたことを応援してくれましたね。日本に行くつもりだと言ったときも、あなたは「いいよ」と言ってくれたけど、心配しているのが分かりました。
 日本に来たばかりの時、日本語が通じなくてコミニケーションが取れない私は毎日不安でつらい生活を送っていました。そんな時あなたとフェイスブックで毎晩、喜びや悲しみを分かち合うことでつらさを乗り越えました。
 でも時間が経って日本の生活に慣れてくると、あなたと話す時間が少なくなりました。きっとあなたはフェイスブックで今日私が何をシェアするかを見て私のことを考えてくれていたのでしょう。
 お母さん、ここには友達も職場の人もいて何か困ったことがあったらみなが助けてくれます。仕事でも勉強でもトラブルがありますが、大丈夫です。無事に乗り越えていけます。
 日本に留学したことで私は成長してこの広い社会でやっていけるようになりました。だから心配しないでください。
 あなたはいつも私の電話を待っていますが、私に電話をかけてくれたことはありませんね。私のことを愛していないから、電話をかけてくれないのだと思っていたけど、父に「お母さんは私がいつ暇なのかいつ休憩の時間になるかを知らないので私に連絡して迷惑がかかるのが怖い」と聞いて、あなたの本当の気持ちが分かりました。週末に友達と一緒に遊びに行って時々あなたに連絡するの忘れて心配させてしまってごめんなさい。
 あなたへの一番のプレゼントは私に合うことだと分かっていますが、今の状況では専門学校に入学する前に帰国できるかどうか分かりません。寂しいけど、しかたがありません。ごめんなさいね。お母さん、私も会いたいです。
 もうすぐ家を出て日本に来て2年になります。いつも家族を思い出しています。あなたの作ってくれた料理や家のそばにある木や花も思い出します。
 私は日本で頑張って勉強します。就職して貯金して家を買ってあげたいと思っていますがいつ買えるのかは分かりません。でも頑張りますね。
 みなさん、体に気をつけてね。早く会えるように願っています。
               あなたの娘より

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