卒業生の作文

諦めない人生

 今までの人生をもう一度振り返えってみようか。諦めたことはいくつあるのだろう。
 子供の頃に初めて幼稚園へ行った時、緊張してしまって、母から離れたくなくなって、泣いたりしたことや自転車に乗れるように練習した時に何度も転んで怪我をして、泣いてしまい、自転車に乗るのが怖くなって諦めたいという気持ちになった経験は誰にでもあるだろう。
 学校で、初めて先生にクラス全員の前に立って発表してくださいと言われた時も、資料を持っているにもかかわらず、頭はもう何も考えられないという状況になってしまって、諦めたいという気持ちに何度も襲われた。
 人によって諦めたくなる時は違うだろうが、どんな人にもそのような場面が多かれ少なかれあるだろう。
 今、クラスには進学や就職を探している人が多いが、今年はコロナ禍の中、困難な状況を強いられて、途方に暮れている人も多いだろう。もちろん、僕も影響を受けている一人だ。2月にやっとアルバイトが見つかったのに、4月末にアルバイトをやめざるを得なかった。それで僕は積極的に他の収入を得る方法を探した。ラッキーなことに、ある団体のボランティア活動(コロナで経済的に困っている留学生を支援する)に参加できることになった。
 僕の座右の銘の一つは「也許終點只有絶望和失敗、但這絶不是停止前行的理由」」だ。この意味はたとえ絶対に失敗するとわかっていても、結果を気にしないで、まずは目の前のチャンスを捕まえるように精一杯積極的な行動をし、一生懸命そのことをやり遂げるよう努力するべきだと言うことだ。たとえそれで失敗しても、それなりの経験や教訓は得られるはずだ。
 人の一生は選択の連続だ。毎朝起きる前に、必ず脳は三つの選択肢の1つを選ばなければならない。
 まず一つ目は「アラームの通りに起きる」、次は「一旦、アラームを押してまた十分間寝る」、最後の怠け者の三つ目は「起きるの諦めて、アラームも無視して寝続ける」。この三つの中の一つを選んだらまた朝ごはんについての洗濯が待っている。ご飯にするか、またはパンにするか。
 このように選択を積み重ねていくと、一日に何千何万回もの選択をするのだ。自分にお疲様ですと言いたくなる。
 その先にまだ何兆何億回の選択や困難が待っているとしても、とりあえず目の前の選択肢に真剣に向き合い、それが困難を伴う選択であっても、諦めないで頑張って乗り越えよう!そうすれば、きっとその先に美味い果実が待っているはずだ。

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