私の夢
春が終わり、夏が過ぎ、だんだん秋になっています。私が日本に来てから一年半が経ちました。日本は今だんだんさむくなって、紅葉のはっぱの色も変わってきています。日本に来てから今まで私は楽しいことや大変だったことなどいろいろな経験をしました。
私は新聞配達をしながら日本語を勉強しています。日本語の先生になりたいです。いっしょうけんめい勉強してもっと上手になり、そして日本人のように話せるようになりたいです。私の国では日本人が少なくてあまり日本語を話すチャンスがありませんでした。ですから日本に来たばかりのときは「はい」と「いいえ」しか言えませんでした。
神戸住吉日本語学校に入って先生たちが心をこめて教えてくれているおかげで、だんだん話せるようになってきした。私のクラスにはやさしい先生と学生がいますから、学校はとても楽しいです。仕事がいくら大変でも学校へ行ったら楽しくなります。
私は海外で一人ぐらしをするのは初めてでした。日本での生活は自分でしなければなりません。国では母親が料理やせんたくやそうじなどをしてくれました。けれど今は自分でするしかありません。何でも自分でしているので、いろいろな問題が解決できるようになりました。
日本で暮らしてみて、私の国と日本との違う点について気がつきました。日本人はやさしいし、あいてにめいわくかけないように暮らしているのを目にします。ミャンマー人も日本人のようにやさしいですが、あいてにめいわくかけないようにしなければならないとはあまり考えていません。
また、日本では環境をきれいにしたり、安全に生活するために、日本人は高い意識を持っていると思います。日本人の一ばんいい点は時間を守ることです。ですから、日本は小さい国でもきれいだし、安全だし、それに世界でも高い技術を持つ国として知られているのだと思います。
私は自分の国をはなれて日本へ来たばかりの時はとても心配しました。でもだんだん日本の生活になれ、今では日本の生活を楽しんでいます。日本語の勉強も楽しんでいます。
卒業まであと六か月です。卒業したあとから、また日本語を勉強するため、東京ビジネス日本語専門学校へ行きます。日本語が上手になったら、ミャンマーで日本語教師をするつもりです。いつか日本語教師になったら、日本語だけでなく、日本の習慣やルールなどを教えるつもりです。これが私の夢です。