二年間の私の辛い時と幸せな時
皆さんは日本へ来る前に日本はどんな国だろうかと思ったことがありますか。やっぱりありますよね。私も思ったことがありました。私は日本はお金持ちで日本人は仕事を頑張り、祝日には遠足へ行ったり、友達みんなで集まってパーティーをしたりして、とても楽しい国だと思っていました。
そんな楽しいことばかり考えながら2017年6月16日に日本に着きました。日本へ来て初めて目にした物は高層建築物でした。私の国は貧乏な国ですから、こんな高い建築物はほとんどありません。子供の時、病気になっても高いビルを見たら、病気がすぐに治って幸せな気持ちになりました。日本は高層建築物がいっぱいあるので、病気になってもすぐ治るので安心です。
私は新聞奨学生として日本へ来ました。ですから、毎日、新聞を配達します。日本へ来る前は新聞配達は簡単だと思っていましたが、実際は違います。先輩達は優しく教えてくれましたが、来たばかりの私は日本語がよく理解できなくて大変なことがたくさんありました。一人で、先輩が教えてくれた場所を地図を見ながらぐるぐる回って迷子になったこともありました。
新聞配達は休みがない仕事です。台風が来たり、大雨が降るととても大変です。そのせいで、体をこわしてしまい、学校を休む日が多くなりました。それで出席率がとても低くなってしまいました。その時はがっかりして辛い気持ちになりました。
でも私には夢があるので、辛いことばかり考えず、将来について考えることにしました。家族や先生と相談するうちに、せっかく日本へ来たのだから、入りたい専門学校に入れないと意味がない。やめちゃだめだと思うようになりました。
そう思って次の日から毎日まじめに学校へ通うことにしました。毎日学校へ通っているおかげで友達とも仲よくなったし、遅刻もしないので先生からほめられるし、日本語も話せるようになりました。今はとても幸せです。
人間は辛いと感じるのも幸せだと感じるのも、どちらも、自分の心次第です。だれでも辛いのはいやな物です。私は辛いことも楽しいことに変えられるよう、強い心を持とうと思います。今この文を読んでくれているあなたも辛いことが起こっても諦めずに幸せなことに変わるように頑張って下さい。