夢がない人
皆さん、こんにちは。
夢と言えば、何をまず思い浮かべるでしょうか。ありふれた夢でも、偉大な夢でも、夢を持っているあなたは尊敬すべき人です。どんな夢でも、あなたは夢を持っているのですから。「将来、何になりたいですか」「どんなことが好きですか」と自分に問うてみれば、夢が見つかるかもしれません。
でも、私は考えがあやふやで、ずっと夢がない日々を過ごしてきました。夢とは何でしょうか。夢がなかったら、人間はどうなるでしょうか。死んでしまうでしょうか。夢がなければ、人生は意味がなくて、つまらない生活になってしまうかもしれません。では、何でもいいから夢を持てばいいのでしょうか。
ベトナムにいた時、私にはまだ夢がありませんでした。仕事は安定していましたが、夢を持つことができませんでした。「どうしたらいいでしょうか」、行き詰まってしまいました。色々考えたあげく、とうとう自分のことを変えようと思いました。
でも、何から始めればいいのか分かりませんでした。自分が何をしたいのかをじっくり考えたり、周りの人にアドバイスを求めたり、インターネットにヒントがないか探してみたりしました。
大学の専攻は日本語でした。では、「どうして日本へ留学しないの」と自分に聞いてみると、すぐにこんな答えが返ってきました。「だって今の安定した生活を捨てるのはもったいないし、それに留学するお金なんてないし… … 。」当時の私はどんどんマイナス思考になっていきました。
ところが、そんな時、私の目の前にチャンスが現れました。それは介護士を目指す奨学金のプログラムです。「これは運命でなくてなんだろう」。日本語と新しい専攻として介護士の知識を勉強できる上、別の文化を体験することもできます。やはり、これはチャンスだと思って、胸が弾みました。
でも、また私の心の中に、「日本に行って病気になったら、どうしよう」とか「家族と離れて一人で日本に行ってやっていけるだろうか」という不安が浮かんできました。その時、もう一人の私が「なぜやってみないの」、「介護士と言う仕事は人の役に立つ、いい仕事だよ」、「幸せは人を幸せにするんじゃない」と弱虫の私に言ってくれました。それで、私は日本へ来ることを決心しました。チャンスをみすみす逃すわけにはいけません。そして、私はやっと、はっきり自分の夢を見つけました。
今、仕事に一生懸命励んでいる職員の姿を見ると、彼らの喜びを感じます。今まで自分の選択を後悔したことがありません。ベテランの介護士になりたいと思います。これからも一生懸命勉強して、そして、色々な経験をして、この夢が実現できるように努力します。
もし、まだ夢を見つけられていない人がいたら、ためらわずに好きなことをやってみてください。自分の成長を妨げるものは自分の考え方です。