過去・現在・未来
2017年4月9日、19歳を過ぎたばかりの私は、親のそばをはなれて、一人で日本に来た。今でも、当時の自分を思い出すと、そのドキドキの気持ちがよみ替えってくる。「日本」は私にとって、これからの出発点だ。 昔の自分はいつも悲観的に考え、自分からは全然動かなかった。個性も隠して、何を言われても、「はい」、「いいよ」、「特に、嫌じゃない」、と答えていた。自分の意見を全然持っていなかった。未来のこともあまり考えていなかった。当時の私は、周りの友人に、よく「あなたはまだ子供だね」と言われた。正直に言うと、その時は、心の中で子供っぽくないのにと思っていたが、今思い出すと、友人の言葉は事実だった。 日本に来てすぐに、中国語が完全に通じないことに気づいた。「それは当たり前だろう、あなたは今日本にいるのだろう」と友人に言われ、「そうだ、今の私は、日本にいるのだから、日本語で頑張らなきゃ」と気がついた。もう子供っぽいと言われたくない。ここで頑張って、私らしさを見つけて、自分を変えたいと思った。私が日本に来たのは、縁があったからだと思う。学校での2年間。私は毎日楽しんでいる。クラスの中に中国人は一人だ。中国語は通じない。皆に嫌われたら、どうしようという気持ちは全くなくなった。先生方は親しみやすくて、周りの友達も素直で、親切だし、本当に日本に来て、よかったと思わずにはいられない。 新しい環境に慣れていくうちに、何か自分が少し変わったことにきがついた。少し陽気になった。少し未来に憧れを持つようになった。新しいことに気おくれしなくなった。一人でも、しっかりやっていけるようになった。今の私を見て、誰も子供っぽいと言わないだろう。 日本の生活は、すべてが新しい体験だった。人間は成長するものだ。過去の私がよく頑張ったからこそ、今の私がある。今の私も、この気持ちを失わないよう、未来のために、頑張ろう。もっといい私になれるだろう。 これから大学の四年間の生活を期待している。四年後の私がもっと輝いているように、もっとたくさんの友達ができているように、未来の私、頑張って!