ありがとう皆な
私の名前はとても長くて日本では使えないので、アルさんと呼ばれている。今年24才でインドネシアのバリ人だ。2016年3月20日に日本に来た。そして、もうそろそろ2年経つ。以前は日本へ留学に行こうと言う考えは全然なかった。ただ子供の時から日本のアニメにあこがれていた私は大人になったら、マンガ家になりたいとだけ思っていた。
4年ぐらい前にインドネシアで日本人の友達ができた。その人はインドネシアに来てインドネシアの文化が好きでインドネシア語を勉強したいと言ってくれた。彼は1年ぐらい頑張って勉強し、インドネシア語がぺらぺらに喋ることができて、「すごいな」と思った。私たちはたくさん話をして、彼は日本のアニメだけなく、いろいろな日本のことを教えてくれた。そこから、「日本に行きたいな」と自然に考えるようになった。彼にいろいろな日本へ行く方法を教えてもらった。結局、神戸に留学することに決めた。
日本に来た時、はじめは全然日本語が話せなくて、漢字はもちろんひらがなさえも読めなかった。買い物がうまくできなくてすごく不便で、毎日つらかった。でも、日本でバリ人二人の先輩がいて本当に助かった。1年ぐらい一緒に暮らして日本語の勉強の方法も教えてもらった。3か月ぐらい日本に住んで、どんどん面白くなってきた。また、学校でいろいろな国から来た友達ができて、毎日すごく楽しい。学校はただ日本語を勉強するところでなく、国の文化の違いも勉強できる。クラスメートと時々言葉が通じなかったが、お互いの笑顔ですごしている。
日本で私は日本語を勉強しながら、新聞はいたつのアルバイトもしている。朝早く朝刊を配ってから学校へいって、授業が終わってから、また夕刊を配っている。毎日同じことをくり返すから、つまらないこともある。でも、人生でうれしいこと。悲しいこと、つまらないことはどこでもあると思っている。とにかく、毎日頑張ってたくさん経験をつんでいて、それはいい人生だと思う。
2年間の日本は考えたら長い時間だったが、思ったより何もできなくて短かったとも思う。もっと時間を伸ばしてほしいが、仕方がない。3月に帰国する予定だ。次の作戦を立てないといけないと思う。もしかしたら、また日本に来るかもしれない。とにかく今まで先生から教えていただいたことやクラスでいい友達ができたことは帰国しても決して忘れない。よく皆さんに迷惑をかけたと思うが、皆さん、私のことを忘れないでください。いろいろと本当にありがとうございました。